DIVISIONS
細胞機能学
-
寺本 孝行(てらもと たかゆき) 准教授 伊都地区准教授大学院理学研究院 生物科学部門
生体内のマグネシウムイオンは数百の酵素反応に必要であり、その生体内及び細胞内濃度は厳密に維持されています。マグネシウムイオンの恒常性維持にはチャネル分子やトランスポーターが関与していますが、そのメカニズムには不明な点も多く残されています。モデル生物C. elegansを使い、遺伝学的手法と生理学的手法を組み合わせて、マグネシウムの恒常性の仕組みを解明することを目指しています。
-
中條 信成(なかじょう のぶしげ) 講師 伊都地区講師大学院理学研究院 生物科学部門
動物の初期発生過程では細胞周期は目まぐるしく変化すると共に、その過程の進行を厳密に制御している。本研究グループではツメガエル卵を用いて、卵成熟(減数分裂)、受精・卵割、および初期形態形成期における様々な細胞周期制御因子の発現・構造・機能について分子細胞生物学的研究を行なっている。また、同様な系および in vitro の系を用いて細胞周期のチェックポイント制御の研究も行なっている。これらの研究を通して、発生・分化・増殖の分子的基盤と細胞周期制御の一般的機構の解明を目指している。
-
山脇 兆史(やまわき よしふみ) 講師 伊都地区講師大学院理学研究院 生物科学部門
カマキリは、餌を捕獲するときに餌の位置に応じて前肢(鎌)の動きを調整します。感覚情報に応じて適切な運動指令を生成する機構は「感覚運動変換」と呼ばれますが、その仕組みはよくわかっていません。私たちはカマキリ神経系の構造や機能を調べることで、感覚運動変換を担う神経回路の解明を目指しています。